今回のテーマは髪の毛です。
近年、若者に限らず小学生どころか保育園児、パパママのこだわりによっては3歳くらいのお子さんでも美容室でカットする時代になりました。
イベントがある毎にセットしたり、カラーリングをしてイメージチェンジしたり・・・そして年齢を追うごとに白髪、薄毛などの悩みもあり、ほぼ一生お付き合いしなければならないのが『髪の毛』。
今回は髪の毛の基礎知識について紹介していきます。
髪の毛
『頭髪』=ヒトの頭部の生える毛である。毛髪(もうはつ)、髪の毛(かみのけ)、また単に髪(かみ)ともいう。
*Wikipediaより抜粋
ちょっと堅苦しいので、今回の記事は『頭髪』をすべて『髪の毛』と表現します。
成分
髪の毛の主成分はタンパク質からできています。全体の約80~85%を占めていて、その中のほとんどがケラチンタンパクという物質からできています。
このケラチンタンパクは、髪の毛の他にも爪、肌の角質などの成分にもなっていてタンパク質の中でもより硬い性質を持っています。(逆に柔らかい性質を持っているのがコラーゲンタンパクで肌や内臓に多く含まれています)
ケラチンタンパクの集合体をコルテックスといい、コルテックスによって髪の毛の太かったり、硬かったりという個人差が出ます。
構造
キューティクル(毛小皮、毛表皮)
髪の毛の一番外側で形成されているキューティクル(毛小皮、毛表皮)は根元から毛先に向かってウロコ状に層を作っていて、髪の毛を外部からの物理的、化学的ダメージから守ってくれています。
平均で6、7層のウロコ状で形成されていて、硬い髪は層が多く、細い髪は層が少なくなっています。無理なブラッシングや薬剤によってキューティクルが剥がれたり溶けたりすることでダメージが進行します。
『キューティクルを健康に保つ』これが髪の毛のツヤ、手触りをいい状態を保つ秘訣です。
コルテックス(毛皮質)
コルテックスは髪の毛の大部分を占めていて、髪に強さと弾力を与え、12〜13%ほど水分を含んでいてしなやかさを左右しています。
メラニンも含まれているのでその色素量、種類によって髪の毛の色も変わります。
メデュラ(毛髄質)
メデュラは髪の毛の芯になる部分で、髪の毛すべてにあるものでもありません。
産毛や赤ちゃんの髪の毛にはありません。
髪の毛の本数
一般的に10万本くらい。ただこれは平均で、多い人で13〜14万本、少ない人で6〜7万本生えていると言われています。
ちなみに1つの毛穴から2本以上は生えています。
細い髪でも本数が多い人もいますし、逆もまれにあります。『髪の量』と考えると本数だけでは表せないですね。
抜け毛・薄毛
抜け毛・薄毛にはいくつか原因があります。
大まかに分けると、自然脱毛、老化による脱毛、異常脱毛の3つに分類されます。
自然脱毛
これは髪の毛の生え替わり、サイクルによる自然現象なので気にする必要はありません。1日で約100本ほど抜けるとも言われています。
時期的に生え変わる時期(秋ころ)は少し抜け毛も倍ほどに増える場合もありますが
これも生理現象です。
老化による脱毛
年齢を重ね新陳代謝が落ちると毛根も痩せてきてしまい、髪が細くなりボリュームが無くなったり、ハリ・コシが無くなってきます。
頭皮に対するマッサージなど血行を良くすることを日頃から心がけましょう。
異常脱毛
生活習慣の乱れ、頭皮の乾燥による水分量の低下、ストレスなどで脱毛、薄毛を引き起こす場合もあります。
食事の改善、生活習慣の見直しなど、規則正しい生活リズムを心がけるのが大切ですね。
明らかな異常脱毛(円形脱毛症など)が気になる場合はなるべく早く専門医に相談するようにしましょう。
さいごに
今回ののテーマは今や年齢、性別に関係なくファッションやヘアスタイルにこだわる時代になりました。
一生お洒落に、一生カッコよく、一生可愛らしく、一生キレイでいるために、まずは知ることから始めてみましょう。